名古屋空港の南東の滑走路端にある空港オアシス。
そこには、飛行機好きのマニアや家族連れが集まり、離発着する航空機を眺める格好のポイントとなっています。
その空港オアシスから少し北に行った滑走路脇に、中華航空機事故慰霊地やすらぎの園があります。
1994年4月26日、午後8時15分、着陸侵入しようとしていた中華航空140便、エアバス機は、
手動操縦装置と自動操縦システムとが反発して失速し空港内に墜落。
乗員乗客264名の犠牲を出す大惨事を引き起こしました。
やすらぎの園は、事故を忘れず空の安全を祈る慰霊施設として、1998年4月につくられたものです。
犠牲者数と同じ数の石を円形に配置し、その中心線は、墜落現場の方向を指し示しています。
碑文の文字「空へ」は、どこかで見守っている遭難家族を思い、
空を仰ぎ見ることの多くなった遺族によって名づけられたものです。